Seedance vs Kling は、2026 年に AI 動画モデルを選ぶときに多くの人が比べる組み合わせです。Seedance は ByteDance の Seed チーム、Kling(クリング)は快手(Kuaishou)の動画モデルです。どちらもテキスト・画像・動画の参考素材から音付きの動画を作れ、1 回の生成で 30 秒まで届くようになりました。大きな違いは「どう操るか」です。Seedance は参考素材と秒数で区切ったプロンプト、Kling 4.0 は最大 10 枚のキーフレームが中心です。この記事では両社の公式ページ(記事末尾に掲載、2026 年 11 月 2 日に確認)だけを使います。ベンチマークのスコアは載せません。両社の公式ページに、横並びで比べられる共通テストがないためです。
最初に立場を書いておくと、このサイトは Seedance を提供していて、Kling は使えません。できるだけ公平に比べ、「どちらを選ぶか」では Kling のほうが向いているケースも挙げています。
現在の Seedance と Kling のモデル
Seedance(ByteDance Seed)
- Seedance 2.0:2026 年 2 月 12 日公開。テキスト・画像・音声・動画の入力、最長 15 秒のマルチショット、2 チャンネル音声。
- Seedance 2.0 Fast:軽量版。ByteDance の API では 480p と 720p。
- Seedance 2.5:2026 年 7 月 31 日公開、30 秒のストーリーテリング向け。1 回最長 30 秒、参考素材の上限が大幅に増え、タイムスタンプ単位の編集に対応。
Kling(快手)
- Kling 4.0:2026 年 10 月 15 日に全ユーザーへ公開。3〜30 秒、最大 10 枚のキーフレーム、ステレオ音声、Omni Reference。
- Kling 4.0 Flash:高速版。3〜20 秒、720p、8-bit SDR。
- Kling 3.0 シリーズ(3.0、3.0 Turbo、3.0 Omni):Kling の API 料金ページに引き続き掲載。3〜15 秒、モノラル音声。
Seedance vs Kling 早見表
| Seedance 2.0 | Seedance 2.5 | Kling 4.0 | |
|---|---|---|---|
| 公開 | 2026 年 2 月 12 日 | 2026 年 7 月 31 日 | 2026 年 10 月 15 日(全ユーザー) |
| 1 回の長さ | 4〜15 秒 | 4〜30 秒 | 3〜30 秒 |
| さらに長く | 延長に対応 | 複数回の延長に対応 | 最大 2 分の延長(近日公開) |
| 参考素材 | 画像 9、動画 3、音声 3 | 画像 30、動画 10、音声 10 | 最大 15 点:画像 10、動画 5(計 30 秒)、声 |
| フレーム指定 | 最初 / 最後のフレーム | 最初 / 最後のフレーム、タイムスタンプ | 最初 / 最後のフレーム、最大 10 キーフレーム |
| 音声 | 2 チャンネルのステレオ | 映像と音声の同時生成 | 2 チャンネルのステレオ |
| 解像度(公式) | 480p〜1080p、BytePlus API で 4K | 480p〜1080p(1080p は 10-bit)、4K なし | 720p・1080p・4K、10-bit HDR は近日公開 |
| 縦横比 | 21:9、16:9、4:3、1:1、3:4、9:16 | 21:9、16:9、4:3、1:1、3:4、9:16 | 21:9、16:9、1:1、9:16、自動 |
| 編集 | クリップ・人物・動きを部分修正 | タイムスタンプ編集、グリーンバック、カメラ視点 | 入力動画最大 5 本の部分編集 |
Seedance の解像度と縦横比は ByteDance の BytePlus ModelArk API ドキュメント、Kling の数値は Kling 4.0 のリリースノートによります。
長さとマルチショット
15 秒のクラスでは Seedance 2.0 と Kling 3.0(3〜15 秒)が並び、30 秒のクラスでは Seedance 2.5 と Kling 4.0 が並びます。どちらも長くなった時間を、つながった複数のショットに使い、指示すればワンカットの長回しもできます。
差が出るのは 30 秒より先です。ByteDance によると Seedance 2.5 は複数回の延長に対応し、既存の動画に続くショットを追加できます。Kling 4.0 の最大 2 分の延長は近日公開とされています。今すぐ長い尺が必要なら Seedance 2.5 が一歩先ですが、Kling の延長が公開されれば変わる可能性があります。
参考素材かキーフレームか:操り方の違い
Seedance vs Kling で、実際に使ううえでいちばん大きな違いがここです。
Seedance は参考素材中心。 Seedance 2.0 は 1 回のリクエストで画像 9 枚・動画 3 本・音声 3 本まで、Seedance 2.5 では画像 30 枚・動画 10 本・音声 10 本まで使えます。プロンプトで各ファイルの役割(「Image 2 のジャケット」「Video 1 のカメラワーク」)を書き、タイミングは「0〜5 秒:… 5〜10 秒:…」のように秒数で指定します。音声の参考素材は音楽にも声にも使えます。
Kling 4.0 はキーフレーム中心。 参考素材は少なめで、最大 15 点(画像 10 枚、動画 5 本で計 30 秒、エレメント最大 7 個)、音声の参考は声のみです。その代わり、タイムライン上に最大 10 枚のキーフレーム画像を置けるので、ある瞬間の画面を言葉ではなく画像で固定できます。プロンプトは最大 8,000 トークン、動きの参考として白モデルや深度マップの動画にも対応しています。
商品写真が何枚もあり、ダンス動画と曲もある、という素材なら Seedance の参照方式が向いています。コマ単位の絵コンテがすでにあるなら Kling のキーフレームが向いています。
音とセリフ
どちらも映像と一緒に音を生成します。ByteDance は Seedance 2.0 の音声を 2 チャンネルのステレオとしており、Kling 4.0 も 2 チャンネルのステレオ、Kling 3.0 はモノラルです。Kling は 4.0 の対応言語として中国語・英語・日本語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語・フランス語・ヒンディー語などを挙げ、広東語や四川方言、イギリス英語・インド英語などのアクセントにも対応し、リップシンクが向上したとしています。Seedance 2.0 については ByteDance の公式ページで同様の言語一覧が見つからなかったため、ここでは言語の比較はしません。
解像度と縦横比
ByteDance の API では、Seedance 2.0 が 480p・720p・1080p・4K、Seedance 2.0 Fast が 480p・720p、Seedance 2.5 が 480p〜1080p(1080p は 10-bit)で 4K には非対応です。Kling 4.0 は 720p・1080p・4K で、1080p と 4K の 10-bit HDR は近日公開。Kling 4.0 Flash は 720p のみです。
縦横比は、Seedance が 21:9・16:9・1:1・9:16 に加えて 4:3 と 3:4 にも対応。Kling 4.0 は 21:9・16:9・1:1・9:16・自動です。
このサイトの Seedance は最大 1080P(Seedance 2.0 Fast は最大 720P)で、4K はありません。
既存の動画の編集
両社とも編集機能をメインのモデルに組み込んでいます。Seedance 2.0 は指定したクリップ・人物・動き・ストーリーの部分修正に対応し、Seedance 2.5 はタイムスタンプ単位の編集、グリーンバック、カメラ視点の編集まで広げました。Kling 4.0 は入力動画を最大 5 本(1 本 3〜30 秒、合計 30 秒まで)編集でき、表情・動き・カメラ・スタイル・背景を変えながら、ほかの部分はそのまま保ちます。このサイトでは編集機能はなく、参考動画は新しい動画を導くために使われます。
料金と使える場所
- Kling は Kling AI のアプリと API で使えます。Kling の API 料金ページでは、入力動画なしの Kling 4.0 が 1 秒あたり 1.0 ユニット(720P)・1.5 ユニット(1080P)、ネイティブ音声付きの Kling 3.0 が 0.9・1.2 ユニットです。
- Seedance は Dreamina(CapCut)で使えるほか、開発者はトークン課金の BytePlus ModelArk API から利用できます。
- このサイトでは Seedance 2.0 Fast・2.0・2.5 を秒単位の料金で、買い切りのクレジットパックで使えます。生成前に料金が表示され、失敗したらクレジットが戻ります。新規アカウントには 5 秒の動画 1 本分のクレジットが付きます。料金ページをご覧ください。
ユニット・トークン・クレジットは単純に換算できないので、誰かが計算した倍率ではなく、各社のページで最新の料金を確認してください。
Seedance と Kling、どちらを選ぶ?
Seedance 2.0 / 2.5 が向いている人:
- 参考素材が多い(商品写真が何枚も、動きの参考動画、BGM や声の音源)
- 4:3 や 3:4 が必要、または安い 480p で下書きしたい
- 30 秒を超える動画を今すぐ延長で作りたい(2.5)
- キーフレーム画像を用意するより、秒数で区切ったプロンプトを書きたい
Kling 4.0 が向いている人:
- 絵コンテがあり、最大 10 枚のキーフレームでタイミングを固定したい
- 最新モデルで 4K が必要、または HDR の公開を待てる
- Kling が挙げる言語・アクセント・方言でセリフを話させたい
- とても長く細かいプロンプト(最大 8,000 トークン)を書きたい
プロンプト 1 つや写真 1 枚から短い SNS 動画を作るなら、どちらも十分な選択肢です。予算をかける前に、同じプロンプトで両方試すのが確実です。このサイトで Seedance を試すなら、テキストから動画、画像から動画、参考素材から動画から始めるか、生成ページを直接開いてください。30 秒の動画は Seedance 2.5 へ。
出典
- Seedance 2.0 正式公開、ByteDance Seed:seed.bytedance.com/blog/seedance-2-0-official-launch
- Seedance 2.5 公開、ByteDance Seed:seed.bytedance.com/en/blog/one-take-creation-flexible-referencing-introducing-seedance-2-5
- 動画生成の仕様、BytePlus ModelArk:docs.byteplus.com/en/docs/modelark/video-generation-tutorial
- Kling 4.0 リリースノート:kling.ai/release-note/release-notes/Kling_4
- Kling 4.0 vs 3.0、Kling ブログ:kling.ai/blog/kling-4-vs-3
- Kling API 料金:kling.ai/dev/pricing
よくある質問
Seedance は Kling より優れている?
すべての面で上回るモデルはありません。Seedance は使える参考素材がずっと多く、4:3 と 3:4 にも対応。Kling 4.0 は最大 10 枚のキーフレームがあり、公表されている対応言語や方言も多めです。使い方に合わせて選び、同じプロンプトで実際に比べてください。
長い動画を作れるのはどっち?
Seedance 2.5 と Kling 4.0 はどちらも 1 回 30 秒まで、Seedance 2.0 と Kling 3.0 は 15 秒までです。Seedance 2.5 は今すぐ延長に対応し、Kling の最大 2 分の延長は近日公開とされています。
どちらも音が付く?
はい、どちらも映像と一緒に音を生成します。Seedance 2.0 と Kling 4.0 は 2 チャンネルのステレオ、Kling 3.0 はモノラルです。
このサイトで Kling は使える?
使えません。このサイトで使えるのは Seedance 2.0 Fast、Seedance 2.0、Seedance 2.5 だけです。プロンプトのコツは Seedance 2.0 プロンプトガイドをどうぞ。
Seedance は ByteDance の商標、Kling は快手科技(Kuaishou Technology)の商標です。当サイトは独立したサービスであり、両社とは提携しておらず、承認も受けていません。